フタバガキDipterocarpus

(2013/11/3)

これはシンガポールのブキティマ自然保護区のフタバガキです。タイもフタバガキの産地です。

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[フタバガキ Dipterocarpus sp.]

フタバガキ(双葉柿)の仲間は非常に多く、フタバガキ属だけで69種、近縁種をいれると東南アジアだけでも386種生息しているといわれています。

「沙羅双樹の花の色、盛者必衰のことわりをあらわす。」の沙羅双樹もフタバガキの仲間です。

いわゆるラワン材として有名なので、ベニヤ板としてしか形を見る事が出来ませんが、樹高30mにも及ぶ超高木です。

育つまでに何年もかかるのですが、育ってから更に花が咲くまで60年、次の花まで11年といいますから気長に待たないと花は咲きません。でも一斉に咲くわけではないですから花を見る事は出来ます。

100年で1kmほどしか生育場所を広げる事ができない植物なので乱獲するとすぐに絶滅してしまいそうです。

花が咲いて実った種は羽子板の羽根のように、長い羽根を2枚と短い羽根を3枚持ってます。
この実が柿の実に似ていて、葉が2枚出ているように見えたからフタバガキという名前になったと言われています。

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[フタバガキの種子]

長い羽根のほうはすぐにわかりますが、ここが3枚の短い羽根です。ちょっと羽根には見えないですね。この種類では短いほうの羽根は痕跡程度ですが、種類によってはもう少し長くなります。
ふつう長いほうしか羽根に見えないから、フタバガキには羽根が2枚のものと記述されていたのでしょう。

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[フタバガキの種子]

むかしNHKの番組で、この長い2枚の羽根でヘリコプターのようにくるくる回って遠くへ種が運ばれるとあったのですが、確かにくるくると種が落下するのですが、どうもこの羽根で遠くへ伝播するわけではなさそうです。
フタバガキはこのくるくる回る羽根で、生活圏を増やした・・・と言いたかったのでしょうが、実際には100年かかって1キロ程度とあまり生活圏は広がっておらず、超巨木であっても優占種というわけでもなく、一度伐採したら再生するのに500年も600年もかかると言われています。

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[フタバガキの種子]

フタバガキは下枝を落としながら成長するので、樹形とすれば、ケヤキのようにてっぺんにだけ葉の付いた形をしています。
フタバガキの樹はチェンマイ付近に生えていると言われていたのですが、みかけることは出来ませんでした。
ドイインタノン中腹で見かけたのですが、近寄れないので未確認です。おそらく矢印にあるのがフタバガキだと思います。

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[ドイインタノンの中腹付近]

その代わりカオヤイで近縁種の種子を発見できました。枝から離れてまだ日が経ってない様子ですが、親木がそばに無かったので飛来してきたものと思われます。

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[フタバガキの種子(カオヤイ国立公園にて)]


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