東大のオルガン演奏会とギャラリートーク

(2013/10/16)

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[1号館]

東大の教養部にオルガン委員会の演奏会に行ってきました。

なんどかこのブログでは東大の様子を紹介していますが、東大というところは使い勝手がいいのでよく利用しています。
客層というか、ふつう中にいるのは研究者か海外からの招聘者ですので、騒いだり品の無い行いを目にしたりということが全くないのです。ここにいる中国の方も一般の中国人とは違いますので大きな声を出す人はいません(まあ、あたりまえではありますが)

1号館の時計台から左に向かうと、森の中に大講堂があります。

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[大講堂]

この大講堂は、900番教室になっています。この講堂には昔、都内の教会がボヤになって水を被ったドイツ製のパイプオルガンをもらいうけた杉山好教養学部教授が、森ビル創業者の森泰吉郎氏の援助で修復したパイプオルガンがあります。

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[パイプオルガン]

このパイプオルガンを用いて始めたのがバッハ研究ゼミです。
このバッハ研究を通じて、バッハの全声楽曲の歌詞和訳を完成させたほかに、「バッハとライプチッヒの教会の研究」「シュヴァイツァーのバッハ研究著作集の和訳」「ハインツ・シュルツのマタイ受難曲、ルカ受難曲の解説」等の業績があります。

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[900番教室]

今日の演目はバッハを中心に、パッヘルベルやフーゲル等の小品です。バッハの活躍したのは1700年代ですから江戸初期になります。綱吉から吉宗の時代です。日本では歌舞伎で「寿曽我対面」が正月演目で上演されていた時代です。

時代は洋の東西で世界を代表する芸術作品を産出したことになります。

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[寿曽我対面 by 篠山紀信]

     ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

Bach オルガン協奏曲第1番 ト長調 BWV592
バッハにはオルガン協奏曲とよばれているものが6つありますが、それらはヴィヴァルディなどの協奏曲の編集版です。
第1番はヨハン・エルンストの協奏曲の編曲版ですので、バッハにしてはどこかヴィヴァルディのような明るい旋律が特徴的です。


[J.S.Bach:Concerto G-Dur BWV592]

   ∮♯♪♭♯∮♪♭♯♪♭

パッヘルベル Hexachordum Apollinisよりアリア・クインタ
ヨハン・パッヘルベルは、カノン(3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調)が有名です。
カノンが有名すぎるのでカノンだけの作曲者と見られてしまいますが、これは晩年の1699年の作品です。
6つのヴァリアジオンからなっており、各々Aria Prima、Aria Secunda、Aria Tertia、Aria Quarta、Aria Quinta、Aria Sebaldina(Sexta) とよばれます。


[Pachelbel:Aria Quinta con variazion da Hexachordum Apollinis]

   ∮♯♪♭♯∮♪♭♯♪♭

Bach トッカータとフーガ 二短調 BWV565
このバッハを代表する有名なトッカータとフーガですが、実はバッハの作品では無いという説が根強く流れています。
理由は有名すぎること。バッハの作品はだいたい数学的なかっちりした構成で作られており、あまりにもがっちり作られているためにとっつきにくいものが多いのですが、このトッカータとフーガはだれでもすぐ好きになる。まるでバッハの大全集の中に歌謡曲が一曲紛れ込んでいるようです。

そうなると今度は逆にこの曲はいかにもバッハにしては薄っぺらい、和声進行が変だ、そもそも二短調ってのがおかしいと思った・・・と散々な言われようもされていますが、この曲がバッハの作品であるにしろ無いにしろ、この曲の価値を下げるものでもないし、バッハ自身を下げるものでもないでしょう。


[J.S.Bach:Toccata und Fuga d-Moll BWV565]

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①J.S.Bach    Concerto G-Dur オルガン協奏曲第1番 ト長調 BWV592
②J.Pachelbel   Aria Quinta con variazion da Hexachordum Apollinis アポロの六弦琴よりアリアNo.6
③C.P.E.Bach   Sonata F-Dur ソナタ ヘ長調 Wq70/4
④J.K.Vanhal  Preambulum Nr.1 C-Dur 前奏曲第1番 ハ長調
⑤J.H.Knecht   Thema e variazioni IV C-Dur 主題と4つの変奏 ハ長調
⑥F.A.Hugl    Fuga H-Dur フーガ ロ短調
⑦L.J.A.Lefebure-Wely Bolero de concert 演奏会用ボレロ OP.166
⑧J.S.Bach    Toccata und Fuga d-Moll トッカータとフーガ 二短調 BWV565

演奏; パヴェル・コホウト(Pavel Kohout)
会場; 東大教養学部900番教室

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※いかがですか、喧騒な生活をわすれ、ひとときの清々しさに心を洗われましたでしょうか。この演奏会は無料で、カンパ制で運営されています。


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