バッハ 幻想曲とフーガ ハ短調 BWV537





ミューザ川崎にて「バッハ 幻想曲とフーガ ハ短調 BWV537」を聴く。
第一部が大木麻理さんによるパイプオルガンによる演奏
第二部がその曲をエルガーが管弦楽版に編曲した演奏

オルガン演奏は大木麻理さんという若手のオルガニスト。第 65 回「プラハの春」国際音楽コンクール・オルガン部門第3位。
現在、日本とドイツで演奏活動を行っている方です。

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[大木麻理]

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この曲は、バッハの「幻想曲とフーガ」集の中では「大フーガ BWV542」や「半音階的幻想曲とフーガ BWV904」のような有名な楽曲ではないので、あまり聴く機会が無い。



それでもオルガン音楽の中では秀逸な作品だと思う。
淡々と演奏すると、あぁバッハだなぁ。という通り一遍の感想しかないが、通奏低音を少し強めると、地獄の劫火を表現するような苦悩に満ちた音楽に変わる。



[Fantasia and Fugue in C Minor BWV 537]



しかしこれをエルガーが編曲すると、全く違った音楽になる。
冒頭のオーボエと弦楽アンサンブルのテーマは、哀愁を帯びた秋の散歩道のようだ。



[エルガー編曲/ 幻想曲とフーガ ハ短調 BWV537]



もっともこの曲はリヒャルト・シュトラウスが幻想曲部分を、エルガーがフーガ部分を編曲して二人の合作になるはずだった。

ところがエルガーの方はフーガの編曲が終わっているのに、いつまで待っても幻想曲の編曲が来ないので、自分で幻想曲パートまで編曲することにした。

と書くとR・シュトラウスがさぼっていたみたいだけど、実際には編曲された1921年というのは、第一次大戦と第二次大戦の間の微妙な国際情勢。シュトラウスはドイツに、エルガーは英国です。なかなか連絡もうまく取れなかったのかもしれません。

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さあ、2つの「幻想曲とフーガ BWV537」を聴き比べてみると。


分かりやすく、ストレートに心に響くのはエルガー版です。
バッハの原曲はやや数学的というか、論文のように堅苦しい。

しかしその論文のような堅苦しいバッハの原曲は、何度も何度も繰り返し聴いていくと、やがて重い扉の向こうに秘められたことばが聞こえてくるような。そんな気がします。



JIMMY

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