JBLのFlip2を修理します




JBLのBlueToothスピーカーFlip2のmicroUSBのインプット口がガバガバになってしまいました。
このスピーカーはmicroUSBからの電源供給で充電して使うスピーカーですが、ここが唯一の電源供給路ですので、ここが壊れたらすべてが使用不能です。

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JBLに出して修理も検討しましたが、修理代は21000円のようです。新品本体が1万円で購入できるのに修理代2万円とは直す気がない売切り商品ということでしょうか。

まずは、修理できるかどうか検討するためにも一度中を見てみましょう。
実は、これから先は非常に高度な技術を要しました。所要時間10時間です。

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まず、電源スイッチのある方のゴム板Aを外します。ゴム板は両面テープで貼りついているだけですのでベリベリ剥がします。このとき、スイッチ側はゴム板とスイッチの位置関係をマジックペンで印を付けておきます。

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もう一方のスイッチの無い方には基板が付いていますので、そっと外します。ゴム板に付いている基板はそのままにしておきます。白いプラスチック板Bは本体にネジ止めされています。

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ゴム板Aを外したら、プラ板Bのネジを外します。これでプラ板Bは外れますがコードが付いていますので、コードは外さない。
プラ板Bを外すとゴム板Cが外れます。

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ゴム板Cは金属板Dに両面テープで付いていますから、そっと外します。
金属板Dには両面テープで隠れたネジが3本あるので、これを外します。

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金属板Dを外すと、次はスピーカーグリルEを外します。グリルEは両端2ヵ所にネジがあります。一つはすぐ見つかりますが、もう一つはLED表示板の裏ですので、LED表示板の両面テープを外してネジを探します。
ネジの後は両端4ヵ所がツメで止めてあります。これはグリルを引き離しながら外します。完全にグリルを拡げないで、少し拡げて横にスライドさせて引き抜きます。

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ここでプラスチックの筐体Fが見えてきます。筐体Fは3ヵ所でネジ止めですが、ネジを外しても箱は開きません。箱の周囲を防水用のゴムテープで止めてあります。これも両面テープですので、ゆっくり剥がします。

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ゴムテープを完全に除去すると、筐体Fはパカッと2つに分かれます。
一方はスピーカー、もう一方は基板になっています。コードを外さないように気をつけながら、基盤のネジをゆるめます。

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基板の裏側までたどり着いたら、電源供給のソケットを外します。これはリチウムイオン電池側についています。
もうひとつmicroUSB側のソケットも外します。どちらもツメで付いていますので左右に動かしながら抜きます。

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microUSB基板は筐体Fに硬化樹脂でがっちり張り付いています。これから先はブラックボックス状態ですので、外すのは無理で、樹脂を切り取りながらmicroUSB基板を取り出します。
microUSB基板は基板側は抜けなくて、筐体の方から外側に引き抜くようになっています。

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microUSB基板にmicroUSB-ABのコネクターが乗っかっています。

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この貼り付けた状態の基板はアマゾンで1026円でも売っています。ただ、どこまで修理費に金をかけるかという問題です。故障個所はこの基板だけとは限りませんので、1026円は無駄になるかもしれません。

12_SL1500jbl.jpg

そこで新しい基板は買わないで、このグラついたMicro-ABコネクタをハンダ付けで補修することにします。
基板は熱に弱く普通のはんだではパターンが溶けますので、20W精密はんだごてと基板用はんだを使います。
まずコネクタの両端を基板にはんだ付けします。そこでテスターで電通を調べて接触不良になっていないかチェックします。
このままではすぐに取れるので、プラスティックグルーで固定します。グルーガンがあれば、グルースティックで簡単に溶接できますが、グルーガンがなくてもはんだごてで代用できます。

まず、microUSB基板を外すときに切り取った硬化樹脂の欠片をピンセットではさみ、はんだごてをあてるとすぐに溶けますので、microUSBコネクタの外から基板に貼り付けるようにかぶせます。この時、接点にプラスティックが入り込まないように。また接点は接触しているだけなので洗濯用ピンチで接触状態を保ったまま貼り付けます。

完成したら、microUSB基板に外部電源につないだ電源供給のmicroUSBをつないで電通を調べます。赤線(VCC)と黒線(GND)の間の電圧を測れば大丈夫です。

次にこのmicroUSB基板とリチウム電池のソケットを本体基板にもう一度つないで充電させます。5時間放置して、充電が出来ていれば、microUSBコネクタの修理は出来たということになります。
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組み立ては分解の手順を巻き戻しでやるだけですので5分もあれば大丈夫です。両面テープなどの場所は、セロテープででも止めておきます。

さて、元通りに組み立てて、電源スイッチを入れると・・・スイッチは点灯するもののすぐに切れてしまいます。

そうなると、スイッチがダメなのかもしれません。回路設計図がないとわからないのですがこのタクトスイッチは単純に押すだけでオンなのか、押すと接点固定なのかが不明です。

SW1はブルートゥース、SW2は音量ダウン、SW4が電源オンオフ、SW5は音量アップです。D1とD2は発光ダイオード、C1はコンデンサ、Rは各抵抗です。

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電源スイッチを直接つないで入れっぱなしにすることも考えてもいいのですが、このスイッチまわりは完全にパターンにダイオードとタクトスイッチが張り付けてあるだけなのでリード線は取り出せません。

また、スイッチが単純なオンオフなのか、5つのスイッチの組み合わせの論理式なのか。論理式であるとすると、SW1~SW5の組み合わせで00000から11111までの2進法で32通りがあります。そのうち4番目だけが1の電源オンは16通りです。
つまり00010でも11111でもオンになるが、00000でも11101でもオフであるという論理スイッチです。4番ショートでも***1*ですので大丈夫です。(野球の話じゃないよ)


ただしスイッチというのは80℃で破損します。ハンダの融点は217℃、ハンダこての先端温度は340℃以上です。うかつにハンダを入れるのは考えものです。

たしかにこれは修理する側から見れば、故障品を持ち込まれてもそっくり新品を渡すか、せいぜい全基板ごと交換するかの修理になりますねーーー



JIMMY

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教えて下さい。

こんにちは。flip2修理と検索してこのページに辿り着きました。
私も同じくUSBの修理をしようと思うのですが、筐体をスピーカーと基板部の半分に分ける作業で行き詰まっています。隙間は開くのですが、半分に割れません。ツメ等で引っかかって固定されてる箇所があるのでしょうか?

まさきさんコメントありがとうございます

型番によって多少の変化があるかもしれませんが、爪はグリルと筐体を止めるところにあります。これはグリルを少し内側に押せば外せます。(LEDの裏にも隠しネジあり)
グリルを外してプラの筐体まで出ていたら、筐体を止めているテープが全部外れていないのではないかと思われます。
筐体は両面テープでがっちり止めてあります。このテープをドライバーを使ってきれいに外していく必要があります。
日本製品と異なり、メンテを考えていない構造なので、接着もグルーで固めてある場合もあります。

パターン剥がれでした・・・

JIMMYさん

先日のアドバイスをもとに再度挑戦してみるとようやく筐体が分れました。
USB基板を取り出すとまさかのパターン剥がれでした・・・
写真を載せているアマゾンの基板でもつなげれば何とかなるのでしょうか?
もし知っておられれば再度アドバイスをお願いいたします!

Re: パターン剥がれでした・・・

USBの基盤パターンの浮きは、ピンチで抑えたままグルーガンで圧着します。
グルーガンが無い場合、グルースティックをハンダで溶かして圧着します。

コネクタ基盤も売っていますが、これがFlip2のボディに収まるかどうかは分かりません。

Flip2は、新品ならアマゾンで8300円ですので、ヤフオクでの価値も4000円くらいです。
それを考えると修理パーツに1000円もかけるのは考え物です。
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