デューラーのデッサンはいかが?

(2013/7/23)

アルブレヒト・デューラーAlbrecht Duerer(1471-1528)


アルブレヒト・デューラーは、ドイツ美術史を代表する画家です。時代は室町末期~戦国初期です。

特に有名な「The young hare (水彩とグワッシュ) 1502」

01-The young hare 水彩とグワッシュ 1502年
(写真01)


ここでは、ウサギの体毛の一本一本が忠実に描かれており、ミニアチュールの祖と評されています。

左から差し込んだ光はウサギの体毛のひとつひとつに反射し、それぞれに違った色を表しています。

光への憧れが、閉鎖的なドイツの解放への憧れ・希望にも読み取れませんか。


         ◇


これはデューラーの「Studie zu den Händen eines Apostels (素描) 1508」

訳すと「使徒の手の習作」ですが、原題は「Betende Hände」ですから「祈りの手」になります。

痩せた掌は皺のひとつひとつが、ストイックな暮らしを連想させる男性の手。凛とした静けさを持っています。

ここでも光は重要な要素ではありますが、解放への希望と言うよりは、神への信仰にも感じます。

北部ドイツのルネサンスとは、改革を望みながらも、保守性を捨てられないというドイツの2面性を感じます。

02-Hands of an apostle 素描(筆画) 1508年
(写真02)

         ◇

比較のために、こちらはレオナルド・ダ・ヴィンチの「ジネヴラ・デ・ベンチの肖像」の習作です。

女性の手でしょうか。優美な掌は、官能的でさえあり、解放された心を表すようです。

レオナルドは、線によって描かれた素描の、線を消すという新たな発想を行っています。輪郭線をパン切れや布を使ってぼかして連続した面に変えてゆ

き、物体の表面を変化する陰影を表します。これをスマーフ技法と言います。

やがては有名なモナリザの空気までも陰影の中に捉えた空気遠近法へと、たどり着くのです。

デューラーに比べて、イタリアルネサンスのなんと開放的で光にあふれていることか。

フェリックス・メンデルスゾーン「交響曲第4番イタリア」の叙情と熱狂に満ちているようです。

03-ダ・ヴィンチ「ジネヴラ・デ・ベンチの肖像」習作
(写真03)

         ◇

最後に私の描いた素描をひとつ。
カブトガニです。

04-カブトガニ
(写真04)


         ◇

魂への共鳴を与えてくれる素描というものに出会うということは、そんなに有ることではない。



『魂の中にある思想を自然と科学に浸透させるものは、最も輝ける精神の業にほかならない』


JIMMY

最後までおつき合いありがとうございます
タイブログのランキングに参加してます。
下記バーナー↓↓↓を1日1回一押ししてもらえると大変嬉しいです!
            にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ
にほんブログ村
スポンサーサイト

非公開コメント

プロフィール

JIMMY

Author:JIMMY
タイの美少女をイラストで紹介したいと思います

音楽の話やイラストの話と
おいしい科学もオヤツにどぞ

LEOも時々訪問してくれます

カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR