STAP細胞で世間は大騒ぎ


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[小保方晴子 出典:NHK]

STAP細胞があるとかないとか、論文が捏造とか、理研が特定法人化を狙っていたとか様々にTVで賑わせています。

>科学的に証明すべき話だったのに、小保方が弁護士を巻き込んで、法廷闘争にしちまった。ひどい話だ。―Yahoo

>STAP細胞は、コツがあって小保方さんにしか造れない︎なんだそれ!200回以上もSTAP細胞を造ったらしいし。この人なんか精神病では?―同

>200回以上成功して、ノートが4,5冊か。献立日記かよ―同

>まーだ擁護しようとするバカ女がたくさんいるのが驚きだわ
日本女は日本の恥だねホント・・・―同

>佐村河内氏から小保方氏まで、「ニセモノ」が後を絶たない日本社会の現実―華字紙
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この研究がウソだとか本当だとか等という事は、実際に研究に関わっていないと分らない事ですのでそれはコメントはできませんが、TVではテリー伊藤が実験ノートが少なすぎるのでおかしいと連日言っています。

しかしそもそも実験ノートが必要かどうか。DNAデーターをノートに貼りつけたらすぐノートはいっぱいになるし、そもそもDNA分析機器のデータを出力してノートに貼りつけたら、機密情報の持ち出しになるから普通は許可できないと思えるのですが。

仮に実験中に溶液に「1滴の液体肥料」を加えるのが成功するコツだったとします。(これは初期の組織培養実験では本当にあったコツです)
それを、ポロッと記者会見で喋ったら最後、翌日には他国の研究機関が「0.05mgの硝酸性窒素を加えると成功する」とデータとして発表し、特許で押さえてしまうのがこの世界の常態です。

つまり、記者会見にいる記者の何割かは他国や他の研究機関のスパイだと考えて間違いはないでしょう。そんな中では、実験のコツなど言えるはずもないでしょう。

むかしも同様な事件がありましたので、その例をあげてみます。
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[ロザリンド・フランクリン 出典:ダークレディと呼ばれて]

ロザリンド・フランクリンという女性研究者は、DNAのX線回折の研究を続け、あと少しでDNAの二重らせん構造の解明にまでこぎつけたという女性です。
しかし、そのデータを研究室から盗み出したワトソンとクリックにより二重らせん構造発見者の名誉は奪われます。(実際にはウィルキンスが盗んで、ワトソンとクリックは一緒に盗み見た)

研究資料は写真だけでなく実験ノートには測定値も詳細に書かれていたのですが、ワトソンからは「性悪女が大物理学者の研究を横取りしようとしているだけだ」と暴言を浴びせられ、マスコミと大衆から大変なバッシングを受けてしまいます。

結局ノーベル賞は、データを盗んだワトソンとクリックとウィルキンスに与えられ、ロザリンド・フランクリンは研究の苦労と嘲笑のなかで病死してしまいます。

実験ノートがあればあったで、捏造扱いにされるでしょう。
研究者としての良心に基づいてきちんとデータを公表などということは、路上に宝石を放置するくらい無防備なことです。そのためにも共著者や共同研究者というガードが必要になります。
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[リーゼ・マイトナー 出典:ブック・アサヒ・コム]

次にリーゼ・マイトナーの話題を少し。リーゼ・マイトナーとはドイツの物理学者で初めて原子核分裂を発見した女性です。
女性では珍しい物理学者を志した彼女は、ドイツの物理学者オットー・ハーンに共同研究を持ちかけたのですが、与えられた研究室は地下の木材工場の片隅でした。

そんな不遇な研究環境にもかかわらず彼女はウランに中性子をぶつけたら別の小さな原子に分裂したことを発見します。
その実験結果をフィリッシュに相談すると、「実験のミスだ、ありえない」と全否定され、ナチスの台頭で研究所から追われるようになります。

その後、リーゼの報告をもとに実験を継続したオットー・ハーンは核分裂の発見者として名誉を得て、その後フィリッシュと共に原爆製造へと邁進します。また核分裂の理論はニールス・ボーアのものにされてしまいました。

このように科学者の世界というのは、若い女性がすごい発見をするなど許されないという、今も昔もドス黒いものです。

あえてリーゼ・マイトナーの失敗を上げるとすると、彼女が良心を持ち続けた研究者だったということでしょうか。
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最後に、リーゼ・マイトナーはオットー・ハーンのノーベル賞授与式に参列してこう言います。
「私なら原爆は作らなかった。あなたがたは戦後になっても何も反省しないのですね」


JIMMY

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