タイのラップは調子が悪いですね

(2014/1/15)

タイで買った食品用のラップフィルムは調子が悪いです。

01_5922.jpg
[ラップフィルム]

うまく、カット出来ないのでいつも苦労します。日本からお土産に持って来たいですね。

ここで、このラップフィルムの成分を調べてみます。

02_5918.jpg
[成分表]

ここで表を見ると、上から順に

用途:食品用ラップフィルム
成分:LLD-PE
添加物:植物油
耐高温:120度
耐低温:-60度
製造元:韓国 CLEAN WRAP Co.. LTD

とあります。

このクリーンラップという韓国の会社は実在し、日本にも激安のラップとして98円くらいでスーパー等で売られているようです。
うたい文句は「ダイオキシンを出さないクリーンなラップ」ということです。

◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ 

ところが、クリーンラップという名称は三菱アルミニウムの製品名ですから、この時点でアウトです。

03-_58881304.jpg
[三菱アルミの純正品クリーンラップ]

さて、名称による商標登録侵害を避けるため、日本では「ハイクリーンラップ」という名称にしているようです。

04_3184.jpg
[韓国のハイクリーンラップ]

ただ、この商標登録の範囲がタイまで及ぶのか、「CLEAN WRAP」の英語名まで及ぶのかは分かりません。ただ、限りなくパクリ会社でしょう。

さて、成分のLLD-PEを調べましょう。これは直鎖状低密度ポリエチレンのことです。
ポリエチレンというのはエチレンC2H4のポリマー(重合体)です。

05_ethylenn.gif
[ポリエチレン]

ポリエチレンの特徴として、カットしにくい、お皿にぴったりと付かない、ラップをして電子レンジに入れたら外れてしまった。というのがあります。

これはポリエチレンの特徴で粘着性と膨張性の低さです。

◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ 

さて、日本のラップは良かったと聞きますが、仮に「クレラップ」を調べてみます。

これは成分がポリ塩化ビニリデンです。
名前がポリ塩化ビニルに似ていますが、ポリ塩化ビニルでは塩素が1つですが、これは2つ付いたものです。

06_polybinyliden.gif
[ポリ塩化ビニリデンとポリ塩化ビニルの共重合]

特徴とすると、湿気を防ぎ、酸化を防ぎながら、よく伸びるので電子レンジで膨らんで切れたりしない。粘着性が高いのでお皿にぴったりくっつく。

短所は、粘着性が災いしてすぐ取り出し口が分からなくなってしまう。
低温で燃やすと燃焼中にダイオキシンが発生する場合がある、ということです。
ダイオキシンが入っているわけではありません。

日本ではこれの対策として焼却炉の高温化をおこなっていますが、タイではどうなんでしょうか。そもそも分別もしてないし。

◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ 

確かにダイオキシン対策としてポリエチレンがクリーンかもしれないというのは分かりますが、もう一つの添加物の「植物油」はどうでしょう。

「植物油」とあるから、食用のサラダ油をイメージしますが、これはイメージトリックです。

韓国のスキンフード化粧品が、「普段食べる食品から作った化粧品だから安心だ」というのと同じトリックが使われています。

この「植物油」の言葉どおりに受け取ると、トリリノール酸グリセリドなど(大豆油やコーン油)になりますが、それではベタベタするし、何より酸化しやすい。では考えられるのは、脂肪酸アミドなどですが、これは主に滑剤として機械成形の時に使われるものです。

この脂肪酸アミドというのは、よく洗顔フォームに入っているものです。

この脂肪酸アミドを粘着付与のために食品用のフィルムに使うのは、ふつうなのか、良くないことなのか、この知見を持ち合わせていないので、軽々しいことは論じることが出来ないのですが、ご存知の方がいましたら情報をお待ちしています。

なお、日本製のポリエチレンラップ(PE)を調べてみると、宇部フィルム製のポリラップでは、この添加物は使われていません。商品コピーでは「ポリラップは添加剤を使用していない無添加ラップです。粘着付与剤などの添加剤は使われていません。一切の添加剤を使用していないので環境ホルモンの問題も大丈夫です。」とありました。


JIMMY

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Difference between Thai wrap and Japanese wrap

Condition is bad wrap film for food bought in Thailand.

01_5922.jpg
[wrap Film]

I can not cut well.
Go off immediately after it packed food.

I'll try to check the components of the wrap film.

02_5918.jpg
[ composition table]

look at this table.
Item:Wrap film for packing foodstuffs
Raw material:LLD-PE
Additive:Vegitable oil
Heat resistance temperature:120℃
Cold resistance temperature:-60℃
Origin:MADE IN KOREA CLEAN WRAP Co.. LTD

South Korean company that this "clean wrap" has been real, It selling cheap wrap.
The message is "This lap is clean".

◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ 

However, named this "CLEAN WRAP" is the Mitsubishi Aluminum brand name, so brand name is illegal.

03-_58881304.jpg
[CLEAN WRAP of Mitsubishi Aluminum]

So they are in the name of "HiCLEAN WRAP" in Japan.

04_3184.jpg
[HiCLEAN WRAP]

Now, let's check the LLD-PE of this components. This is a Linear Low-Density PolyEthylene.
The polyethylene that is the polymer of ethylene C2H4.

05_ethylenn.gif
[polyethylene]

The characteristics of polyethylene, it is difficult to cut, do not adhere closely to the dish, packing is out in the application of heat.
This is a characteristic of polyethylene. Adhesive force is low. It does not allow you to expand.

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Well, I'll try to check the Japanese "Saran Wrap".
This component is the polyvinylidene chloride.
It is using the copolymer of polyvinyl chloride and polyvinylidene chloride.

06_polybinyliden.gif
[copolymer of polyvinyl chloride and polyvinylidene chloride]

It has properties to prevent moisture, while preventing oxidation, stretch a lot. It just stick to the dish with a high adhesive force.

The disadvantage, the adhesive force is strong, It will not be taken immediately.
It may cause emissions of dioxin during combustion to be burn at low temperatures.
There is no dioxin in.

◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ 

About additives "vegetable oil".
Because there is a "vegetable oil", and the image of a salad oil edible, but this is an image trick.
"Vegetable oil" is the Tri-Acylglyceride, but this is easily oxidized.
Hard to oxidation is the Fatty Acid Amides.
The fatty acid amide that is the cleansing foam well.

In "Ube Film co.,"it is japanese company, this additive is not used.
Because It will changes to Environmental Hormones.


JIMMY

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No title

おはようございます。

一般主婦は化学的な知識少ないと思いますが、
家族の健康を考える上でこの手のこと判って損はないですよね。

我が家は日本からのお土産以外はラップ使いません。
残ったご飯などは上からお皿を置いています(笑)

タイで売られているラップって使いづらいんですもん。

No title

>海外暮らしさん。コメントありがとうございます。

ラップは、直接たべものに触れるものですから、きちんと調べた方がいいですよ。日本では、ある程度メーカーまかせ、厚生省まかせでも食の安全は保障されます。でも海外では、思わぬところに危険性が潜んでいます。

日本ではダメなものが、海外では普通に使われていることがよくあります。日本のラップは世界一安全基準が守られていますね。

これこそTPPで世界中にうりさばけば、日本の商売と世界の食の安全が両方うまくいくんじゃないでしょうか(笑)

No title

こんばんわ、大好きなラップの話で我慢できずw
我が家も日本に帰る時は買って帰りますが、フジスーパーで扱っている「A-Wrap」は箱はタイ語表記ですが中身は旭化成の「サランラップ」なのでタイで買う時はこれを使っていますよ。日本語表記は「旭化成ラップ」になっています。
箱の形状や構造は日本のままですが、フィルムをカットする刃が剥がせません。タイは分別の必要がないからコストダウンしてるのかもしれませんね(^o^)
私もタイのラップは一度買って懲りて以来使っていませんw

No title

>Kahoneyさん、コメントありがとうございます。

サランラップがフジスーパーにありましたか。今度見てみますね。でも高そう。タイのラップはなぜあんなに高いのかナゾです(日本が安いだけかも?)
営業妨害になるといけないので書かなかったですが、そもそもタイのラップの添加剤は、日本の大学でも相談してみたらやはり「危ないんじゃない?コレ。日本じゃふつう認可されないよ」という意見でした。
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