堀切菖蒲園は菖蒲が満開です




「堀切菖蒲園」というのは、横浜からは快特「青砥行き」に乗って青砥で「上野行き」の普通電車に乗り換える。
そこが「京成堀切菖蒲園駅」なので、商店街を歩いて10分くらいで到着する。

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途中に堀切十二支神という神社がある。

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これは鶏かな。カッコいい造形なので、ガルーダのように見えるぞ。

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こちらは猪八戒ではなくて、イノシシのようだ。でも豚にしか見えない。

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そうこうしているうちに堀切菖蒲園の入り口である。入場料は無料。

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花菖蒲というのは田の中に植えてあるので、奥のほうは見づらい。どうしても見るのは周辺部の花だけになってしまう。

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そうそう菖蒲園と言っているが、実際に紹介するのは花菖蒲、それも江戸花菖蒲だね。かきつばたやアイリスはありません。菖蒲もアヤメもありません。(菖蒲って5月の節句に風呂に浮かべる葉っぱです)


まずは「野花しょうぶ」。花菖蒲の原型ともいえる花です。この鮮やかな紫色が好きですね。

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[野花しょうぶ]


原種の色合いを強く残した「夜明け前」

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[夜明け前]


色合いをやや赤みがかった江戸紫に転じた「蘇峯」

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[蘇峯]


今度は一転して水色に変わった「亀の井」

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[亀の井]


内側の立ち上がっている花びら(内花被)と外側の花びら(外花被)の色違いもあります。「潮来」という名前だが、潮来はアヤメの産地じゃあないのかな。

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[潮来]


「大和司」は白花菖蒲に内花被だけが紫色を残しています。

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[大和司]


「三筋の糸」。外花被に筋目があるからかな。

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[三筋の糸]


「酔美人」まるでお酒の名前だね。

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[酔美人]


「立田川」は外花被の辺縁が色変わりです。ここまで変化するとアイリスの色調に近づいてくる。


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[立田川]


ジャーマンアイリスのような派手さは無いけど、江戸花しょうぶは僅かな色調差の機微を愉しむものです。

写真ではうまく顕れない花の陰りの細かさといったものは、実物でないと分からないかもしれません。


JIMMY

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梅屋敷と江戸切子




「梅屋敷」という名前は大森と蒲田の境にもあるが、ここでは亀戸にある梅屋敷の話である。

亀戸を降りて北口方面を歩いていくと、「亀戸餃子本店」というのがあった。

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立ち飲み屋なんだが、けっこうな行列で並ぶことになる。5個で一皿250円。二皿から持ち帰りが出来る。

この界隈は餃子屋が非常に多いので、どれが老舗なのかよくわからない。亀戸餃子が一番だという話もあるが、藤井屋がいいとか谷記がいいとか、どこも飲み屋だから王将のような飯屋とは雰囲気が違う。

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餃子屋をパスして、さらに亀戸四丁目の交差点まで行くと「亀戸梅屋敷」がある。

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梅屋敷というのは江戸時代にはもっと北の方にあり、水戸黄門様もよく梅を見に来ていた屋敷だったが、洪水で流されて地名だけの場所になったらしい。

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そこでもうすこし便利な場所に梅屋敷を再現して道の駅の観光案内所にしたのが、この亀戸梅屋敷ということである。

ここにはかなりマイナーな亀戸のお菓子や漬物などが置いてあるから、駅デパのアトレ亀戸に比べるとマニアックである。でも美味しいかどうかはわからない。

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どちらかというと、寂れた田舎の土産物屋さんといった感じかな。
以前はフードコートも併設していたようだが、今はやっていない。

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それよりも、奥が江戸切子の美術館になっているので非常に面白い。
おまけに江戸切子にそれぞれお値段が付けてある。値段付きなのに売り物ではない。(販売コーナーは別にある)

展示されている江戸切子を見ていると、不思議な世界に引き込まれていくようだ。


これは「倶利」という銘の花瓶。80万円
倶利とは、鎌倉彫の倶利のことだろうか。このような曲がり輪のことを屈輪(具利、ぐり)とよんでいる。

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これはぐい呑み。べっこう色と瑠璃色があった。

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宇宙の終焉のような渦巻紋様。動的であり、見ていると引き込まれていくようだ。空色が美しい。

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これは蛸か海月のような渦巻紋様。同じ渦巻でも時間が止まっているような静寂感がある。

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JIMMY

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亀戸の水神様




亀戸の天神様は有名な存在ですが、水神様ってなに?

亀戸には天神様が祀られるよりもずっと古くから水神社や香取神社などがあったのだが、時代の趨勢でいつしか天神様だけが有名になったわけだね。

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水の神様ということで、弥都波能売神(ミズハノメノカミ)という水の女神を祀った神社である。

この亀戸の場所自体が、水害が多い地形なので堤に水神様を勧進して洪水避けとしてきたといわれている。

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鐘ヶ淵を起点に荒川と隅田川に挟まれた一帯が向島・本所・亀戸・深川であり、その先は「深川十万坪」とよばれる無宿人・辻斬り・夜鷹・逃亡者のたまり場だったといわれる場所である。

水神様はこの一隅にある。

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「手水舎」も一応ある。でもほとんど掃除用の水くみ場と化しているような気がする。

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狛犬もあります。なかなかカッコイイ造形です。

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こちらは仔犬を連れた狛犬である。働くママは大変ですね。

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神社はジミだけど、お菓子屋さんでは水神宮さまのお土産を売っていました。これは「水神ポテト」160円

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ちょっと高いのかな。と思ったけど、食べてみてびっくり。実に丁寧に作られたスイートポテトだった。
ジミな神社だけに、ジミにおいしい。
天満宮の船橋屋では葛餅がとても有名だけど、それに比べて宣伝してないから無名に近い。

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マイナーだけど、味のある実に下町っぽい素敵な神社でしたよ。


JIMMY

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「アラビアの道~サウジアラビア王国の至宝」展




東京国立博物館に行くと、普段は入れない表慶館で「アラビアの道~サウジアラビア王国の至宝」展が開かれている。

特別展なのであるが、入場料は別途徴収されないので、一般入場料で入ることが出来ます。

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[表慶館]

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[表慶館]

内容は5ブロックに分かれていて、

第1章 人類、アジアへの道
第2章 文明に出会う道
第3章 香料の道
第4章 巡礼の道
第5章 王国への道

ということで、第1部では先史時代、第2部ではメソポタミア文明、第3部ではヘレニズム期、第4部ではサラセン~アッバース朝、第5部では現代のサウジアラビアの初代の王となるアブドゥルアズィーズ1世の所蔵品などの展示となっている。

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まずは「古代アラビア文字の碑文」BC5世紀~4世紀頃
この頃はアケメネス朝ペルシャの時代であるが、碑文の文字はアラビア文字ではなく、フェニキア文字に似た形のようだ。これは南アラビア文字として伝わっているが、Θを横にした形、◇の形、三叉槍の形の文字が特徴的である。

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[古代アラビア文字の碑文,BC5世紀~4世紀頃,カルヤト・アルファーウ出土]


サラセン帝国の時代になって交易路はリヤドとメディナを結ぶ隊商の交易路と、セルジューク=トルコとの交易を中心に栄えた海の交易路が活躍するようになる。


陸の交易路として栄えたのは古代都市ラバザである。ラバザは砂漠のオアシス都市として栄えたのであろう。

「彩色杯」は9世紀の頃の椀であるが、緑色の釉薬が使われている。9世紀の頃、中国では唐の時代になる。唐三彩の技術がシルクロードを経由して伝わったのか、それともギリシャの銅が中国へ伝わったものであろうか。

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[彩色杯 9世紀、ラバザ出土]

海の交易路の中心地は「ジュバイル」である。ジュバイルは現在でもサウジアラビアの中心的な都市である。
この「青釉陶」は11世紀、ジュバイルで発掘されたものである。

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[青釉陶 11世紀、ジュバイル出土]

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[青釉彩文鉢 11世紀、ジュバイル出土]

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近世アラビアは15世紀のオスマン=トルコの時代になるが、その頃の碑文文字では、はっきり現代サウジアラビアのような文字になっている。

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[アブドール・アジズの碑文,15世紀,メッカ]

この後の歴史というのは、アブドゥルアズィーズ1世によるオスマン=トルコからのサウジアラビア独立と、列強によるオスマン帝国の解体ということになるのだが、アブドゥルアズィーズ1世の衣装や剣などは、オスマン帝国のものと全く同じところが面白い。

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[東博サイトより]

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[東博サイトより]

期間は5月13日(日)までです。



JIMMY

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上野公園の桜2018




昨日まで寒の戻りのみぞれ雨であったのに、きょうは一転して暖かい。気が付けば、ワンコが布団の中で眠っている。
もう十時ちかいというのになんという怠惰なワンコだ。

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[円山応挙/春曉]

  花       夜       処       春
  落       来       処       眠
  知       風       聞       不
  多       雨       啼       覚
  少       声       鳥       暁

  [孟浩然 春曉]


きょうは暖かくなったから上野の桜を見に出かけることにする。

おぉ!!改札口から出られない!出口が無茶混み。これなら鶯谷で降りればよかった。

上野公園の桜は五分咲きといったところ。

こんなときの穴場があるんですよ。

東京国立博物館。ここの庭園は旧寛永寺の庭園だったので、古木の桜が沢山咲いています。

それもソメイヨシノではなく、山桜や大島桜、紅彼岸桜、御帝吉野と日本の桜の代表選手が揃っています。ここで明治に内国勧業博を開いた時の名残でしょう。



大島桜というのは桜餅の葉っぱに使う桜ですが、白い桜、葉と花が同時に出る桜としても有名です。

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[大島桜]

山桜は、葉と花が同時に出るという点は大島桜と共通点がありますが、一番の違いは樹齢が長いこと。軽く三十年超えの古木もあります。そして同じく樹齢の長い江戸彼岸桜との違いは、山の中で他の木に混じって咲いていることが多いということでしょうか。

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[山桜]

染井吉野の原型である大島桜と江戸彼岸桜を掛け合わせてみたら染井吉野が再現できるかなーとやってみたら、出来たのは御帝吉野(ミカドヨシノ)でした。

とはいえ大島桜の白に、江戸彼岸のピンクがほんのり混じってちょっとほろ酔い美人さん。

これはこれで、まことに傑作が出来てしまいました。

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[御帝吉野]


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せっかく国立博物館に入ったので、庭園だけでなく美術館も入ってみましょう。

今日は「美術館でお花見を」という催しがあり、お花見に関係ある美術品を展示しています。

最大の見どころはこれ!

「国宝:花下遊楽図(狩野長信筆)」

これは日本史の教科書の安土桃山時代に必ずと言っていいほど登場する作品です。

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[花下遊楽図]

安土桃山時代と言えば、狩野永徳「唐獅子図屏風」など豪華絢爛な金箔の襖絵です。

でも同じ狩野派の狩野長信の花下遊楽図は、金箔も金粉もありません。しかしながら、金箔を使っていないにもかかわらず、躍動的であり華麗でもある。

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[花下遊楽図]

きらびやかな若衆の着物に伊達な小幅の帯、当時のスタイルとしても相当イキなスタイルなので、きっとこの絵を見てマネする女性が多かったかもしれない。

阿国歌舞伎のスタイルをもじったともいわれています。




JIMMY

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